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睡眠のステージと個人差

通常、睡眠はレム睡眠 (Rapid eye movement sleep、REM sleep)とノンレム睡眠 (Non-rapid eye movement sleep、Non-REM sleep)の二つの状態に分かれる。

 

そこから更に細分化され、

ステージ1:浅い睡眠。うつらうつらとしている状態で、簡単に目を覚ます。眼球運動は、筋活動は低下する。

ステージ2:浅い睡眠。眼球運動は停止し、脳波が遅くなる。睡眠紡錘 (sleep spindle) がみられる。

※脳波に見られる14Hz前後の速い波が紡錘状に起こることを「睡眠紡錘」といい、この睡眠紡錘が出現し始めると、眼球運動は停止し、睡眠状態に入っていることが言える。

ステージ3:深い睡眠。脳波は極端にゆっくりになり、低周波のデルタ波が増える。

ステージ4:深い睡眠。デルタ波が50%以上になり、眼球運動、筋活動は停止する。

※ステージ3−4の深い睡眠のことをデルタ睡眠という。高齢者においては、デルタ睡眠が不足、もしくは一切起こっていない。

ステージ5:レム睡眠(REM)。呼吸が速く、不規則になり、浅くなる。四肢が一時的に麻痺した状態となり、眼球は急速に動く。夢を見るのはこのステージの場合が多いが、他のステージでみている可能性もある。

 

1−5のステージの睡眠には2時間ほどかかり、入眠してから、レム睡眠が生じるまでは90分ほどかかるといわれている。

成人では、ステージ2の睡眠時間が半分を占め、残りの20パーセントがレム睡眠、残り30パーセントがその他のステージだと言われている。

 

睡眠には個人差があり、厳密なルールはない。

5時間でも頭が働くという人もいれば、9時間、10時間必要な人もいる。一般的は、8時間程度が心身爽快となり、一日通してピーク効率を維持することが出来るであろうといわれている。

『Prescription for NUTRITIONAL HEALING 5th edition』睡眠の項より


 
 
 
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