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筋に対する伸張刺激の影響

●4週間ラットのヒフク筋、ヒラメ筋、前頸骨筋を弛緩位で不動化すると筋長自体が短縮し、逆に同期間、伸張位で不動化すると筋長は長くなる。 Spectorら 

●マウス長指伸筋を伸張位で0,1,3,5,7,14日間不動化し、筋を生体内に置いたまま筋節の長さとその数を検索している。この結果によれば、不動直後、筋節長は長く伸張された状態にあるが、不動1〜2週間後には筋節長は本来の長さに戻り、筋節数が増加し、筋長も長くなる。 Tamaiら

●弛緩位、伸張位で4週間不動化したネコヒラメ筋の張力、長さの曲線の変化。弛緩位での不動では著しい伸張性低下を認めるが、伸張位での不動では対照群と有意差は見られなかった。Tabaryら

●伸張刺激によって、筋の肥大あるいは再生に重要な衛星細胞自体もその活性が促進される。Carsonら

一方で
●Ashmoreら、Stauberらの報告では、著しい筋繊維損傷の発生が認められたとしており、様々な好影響をもたらす伸張刺激ではあるが、場合によって悪影響をもたらす可能性も否定できない。慎重かつ有効に利用したいものである。


 
 
 
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